今回紹介する本はこちら!
【アメコミヒーロー倫理学 10人のスーパーヒーローによる世界を救う10の方法】トラヴィス・スミス
DC、マーベルのスーパーヒーロー10人の中で、現代社会で最も望ましい徳性のモデルになるのは誰かを検証する知的エンターテインメント! !
<登場する10人のスーパーヒーロー>
ハルク、ウルヴァリン、グリーン・ランタン、アイアンマン、バットマン、スパイダーマン、キャプテン・アメリカ、ミスター・ファンタスティック、ソー、スーパーマン
1.解説
本書は、ハーバード大学で博士号を取得しコンコルディア大学(カナダ)の政治学の准教授が倫理学の観点からアメコミヒーローの身近なキャラクターを取り上げ、彼らが倫理的問題をどのように具現化し向き合っているかを各キャラクターを比べて紹介している。
倫理学と書いてあるので、難しく思えて敬遠してしまいがちだが、アメコミヒーローの映画やドラマを観たことのある人なら気軽に読める一冊になっており、各アメコミヒーローのキャラクター達が抱えている問題や背景を倫理学の観点から解説しているので、この本を読んでから再度、映画やドラマを観ることで、違った視点で楽しむことができます。
本書の構成
■ 序 論 スーパーヒーロー達の対決
■ 第一章 最善の野獣性 ハルクVSウルヴァリン
■ 第二章 想像力のかがり火 グリーン・ランタンVSアイアンマン
■ 第三章 責任と都市 バットマンVSスパイダーマン
■ 第四章 実践の理想 キャプテン・アメリカVSミスターファンタスティック
■ 第五章 ロングボックスの神々 ソーVSスーパーマン
■ 結 論 勝者同士の対決
2.オススメの章
オススメの章は、【第二章 想像力のかがり火 グリーン・ランタンVSアイアンマン】です。
「アイアンマン」の主人公であるトニー・スタークの性格や行動・セリフについて記載してあり、書いてある内容が作品内のシーンとリンクして理解しやすかった。
一部引用
彼は髪の存在を頑なに認めない。映画[アイアンマン3]でトニーは神学的に鋭い発言をする。彼はこう述べる。「父は死んだ。女々しくなる必要はない」。たとえ神が存在しているとしても神は私たちを見捨ててしまったという考えが、ここには反映されている
引用元;アメコミヒーローの倫理学
3.まとめ
この本に、あなたの好きな作品のアメコミヒーローが書かれているかもしれませんので、是非1度読んでみて再度、映画やドラマを観てみてください。
新しい発見がいくつも出てきますよ。
最後まで読んで頂きありがとうございます。 以上「【本紹介】004 アメコミヒーローの倫理学 10人のスーパーヒーローによる世界を救う10の方法」の記事でした。See you later
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