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この記事では、近年増加している子どもによる不正アクセス(他人のidやパスワードでサイトにログインする行為など)の、こんな疑問に答えます。
- 子どもが犯した不正アクセスの事件を知りたい
- 子どもの不正アクセスが増加する理由を知りたい
- 子どもを犯罪者にさせない為に対策を知りたい
この記事の内容を参考にしていただければ、子どもの不正アクセスが増加する理由がわかり、子どもに不正アクセスをさせない為の対策を取ることができます。
1.子どもが犯した不正アクセス!3件の事例
・ゲームに不正アクセス
・他人になりますしてサイトの侵入
・スマホで成績改ざん
2.子どもによる不正アクセスが増加する理由
3.子どもの不正アクセスを防ぐ3つの対策
・ゲームに不正アクセス
・他人になりますしてサイトの侵入
・スマホで成績改ざん
4.まとめ;増加する子どもの不正アクセス
本記事の内容は、国家資格情報セキュリティマネジメントを持ってい著者が、警察庁・総務省・経済産業省の情報を元に4章構成で執筆しています。
1.子どもが犯した不正アクセス!3件の事例
この章では、近年子どもが犯した不正アクセスの事件事例を3件紹介します。
ゲームに不正アクセス
中学生が、他人の使用するオンラインゲーム用のIDとパスワードをインターネット上の掲示板と悪意のあるプログラムを利用して入手し、それを使って本人になりすましてアイテムを売買し利益をえていたという。
他人になりますしてサイト侵入
小学4年の女子児童は、自分の分身キャラクターでチャットをするなどして遊ぶ会員制サイトで、女子中学生に「仮想通貨をあげるから、IDとパスワード教えて」と言ってパスワードなどを聞き出し、中学生が持つ仮想通貨を自分のものにするのが目的で中学生に成り済ましてサイトに侵入したという 小学4年の女子児童は、不正アクセス禁止法違反容疑で補導された。
スマホで成績改ざん
中学3年生が9~10月、学校の教員用サーバーに不正にアクセスし、成績表に書かれた自分の評定を実際より高く書き換えていた。 サーバーにアクセス可能な校内のタブレット端末に遠隔操作用のアプリを事前にインストールしたうえで、必要なIDやパスワードも入手。自分のスマートフォンを使って校外から端末を操作し、サーバーにアクセスしたとみられるという。 中学3年生は不正アクセス禁止法違反の疑いで書類送検された。
子どもによる不正アクセスが増加する理由
前章では、子どもが犯した不正アクセスの事例を3件紹介しまた。
この章では、子どもによる不正アクセスが増加している理由を解説します。
令和2年の不正アクセス禁止違反で補導された最年少は11歳と、低年齢化が進んでおり10代の不正アクセスは全体の2割にも達しています。
なぜなら不正アクセスをする為に必要な情報がYouTubeなどSNSの普及で簡単に手に入るようになった為です。 実際に2017年に逮捕された当時中学3年生は、インターネット上にあった情報を参考にして※ランサムウェアを3日で自作したことが警察の調べでわかっています。
子どもに不正アクセスできる情報が簡単に入手できるはずがないと思われる方もいると思いますが、人気や再生数を上げる為に不正アクセスにかんする情報を発信している人たちが存在します。
さらに、一つひとつは安全に見える情報だが、全部を繋げると結果として不正アクセスできてしまう隠匿パターン存在します。
このことから不正アクセスに必要な情報がYouTubeなどSNSでインタネットに上に配信されており簡単に入手できので罪の意識が低い子どもによる不正アクセスが増加しています。
※ランサムウェアについては、下記の記事で解説しています。
子どもの犯行動機の上位5
子どもは、不正アクセスをしているという自覚がないままに 事件を起こしている傾向があります。
- 1位 ゲームアイテムを不正取得
- 2位 いやがらせや仕返し
- 3位 好奇心を満たすまたはいたずら
- 4位 不正に金を得る
- 5位 情報を不正に入手する
子どもの不正アクセスを防ぐ3つの対策
前章では、子供による不正アクセスが増加する理由を解説しました。
この章では、子どもの不正アクセスを防ぐ3つの対策を紹介します。
1.フィルタリング設定
フィルタリングとは、インターネット上のサイトで、子どもに見せたくない出会い系サイトやアダルトサイト、有害情報が含まれるサイトを画面に表示させないように制限する機能です。
各携帯電話メーカーやウイルスバスターなどのセキュリティソフトメーカーがフィルタリングサービスを提供しています。
18歳未満が使用する端末へのフィルタリング設定は、法律上の義務となっているが、内閣府の発表によるとフィルタリングの利用率は、37.4%と低い状況です。
子供のインターネットの使い方に適したフィルタリングを選んでフィルタリング設定を行いましょう
2.ペアレンタルコントロール
ペアレンタルコントロールとは、保護者が子どもの使う端末の機能を制限したり使用状況を把握できる機能です。
インターネット上でゲームをプレイする場合、保護者のスマートフォンなどで、子供の日々のプレイ状況を確認したり、プレイする時間の長さや時間帯の調整、課金の制限等を行ったりすることができます。
※フィルタリング設定もこの機能の一部です。
3.子どもと話し合いながら一緒にルールを作る
実社会でやってはいけないことは、インターネット上でもやってはいけません。
子どもが、上手にインターネットを活用できるようにするために、家庭のルールを作りましょう。ルール作りは保護者の一方的に押しつけではなく、子どもと一緒になって、利用目的や利用場所・時間帯を話し合ってルールを決めることが大事です。
また、そのルールは、成長とともに少しずつ改定していくことが必要です。
なお、おすすめフィルタリング機能を含むセキュリティソフトは【無料体験版あり】ウイルスバスターの価格・機能・評価を徹底解説で解説しており、ペアレンタル機能もあり教育委員会も推薦しているので、いいかなと思います。
まとめ:増加する子どもの不正アクセス
この記事では、増加する子どもの不正アクセスを未然に防ぐために保護者ができる対策について解説してきました。
子どもでもインターネット上の情報を利用すれば、簡単に不正アクセスができてしまいます。
子どもに不正アクセスをさせない為に、家族で話し合いルールを決めてフィルタリング機能などを有効利用しましょう。
不正アクセスは犯罪であり、やってはいけないことであるということを子どもに理解させることが重要です。
今回は、警察庁・総務省・経済産業省の情報を元にした内容になっていますので、ぜひ参考にしていただき実践してください。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
以上「子どもが犯した不正アクセスの事例から学ぶ保護者ができる対策を解説!」の記事でした。See you later