今回は、複数のサービスで利用できる忘れないパスワード作りのコツを紹介していきます。
あなたは、様々なサービスを利用する際にパスワードを忘れてしまい、パスワードの再設定など煩わしい手続きを行っていませんか?
実は、様々なサービスごとに違ったパスワードを設定しても忘れない作り方があります。
それは、1つのパスワードに単純なルールを付け足すだけです。
この記事では、1つのパスワードに単純なルールを付け足すだけで忘れないパスワード作りのコツを説明します。
記事を読み終えることで、あなたは、【忘れない】・【管理しやすく】・【セキュリティが高い】パスワードを作ることができパスワードの再設定など煩わしい手続きから開放されます。
この記事はこんな方におすすめ
- パスワードをよく忘れて、めんどな手続きをされている方
- 複数のサイトで1つのパスワードを使い回している方
- 安全にパスワードを管理したいと思われるかた
この内容は、【国家資格 情報セキュリティマネジメント】を取得した私が、仕事上でも使用している方法を分かりやすくしたものを解説しています。
1.コアパスワードを作る
この章では、コアパスワード(共通パスワード)を作り方を説明します。
あなたの趣味や好きな言葉・数字などを基に、覚えやすく、セキュリティの高いパスワードを作成します。これを様々なサービスのパスワードに共通して使用します。
例えば、「日本が好き」というフレーズを決めたら、このフレーズを英語訳もしくはローマ字に変換します。
英語訳なら「i like japan」ローマ字なら「nihongasuki」となり、次に文字の一部を大文字に置き換えたり、数字や記号を追加したりします。
1.好きなフレーズを決める
「日本が好き」
2.英語訳もしくはローマ字に変換する
英語訳なら「i like japan」
ローマ字なら「nihongasuki」
3.一部を大文字に置き換えたり、記号や数字を追加する
英語訳なら「I Like Japan!!55」
ローマ字なら「2hong@SUKI%%」
赤文字が大文字や記号・数字に変更追加した箇所です
これで、セキュリティ強度の高いパスワードの下記条件をクリアーできました。
・大文字小文字を使用する
・記号・数字を使用する
・文字数が12桁以上
これをコアパスワードとして使用します。
1.フレーズを決める
2.英語訳もしくはローマ字に変化する
3.一部文字を大文字に置き換える
4.記号・数字を追加・置き換える
5.コアパスワードを共通パスワードとして使用する
2.サービスごとに異なるパスワードを作る
前章では、コアパスワードの作成方法について説明しまた。この章で、サービスごとに異なるパスワードを作る方法を説明します。
前章で作成したコアパスワードにある簡単なルールを追加します。
利用したいサービスのサービス名略称や頭文字・URLの一部などからサービスごとに任意の短い文字列を決めます。これをサービスごとの識別子として、コアパスワードの前後に追加します。
1.サービス名の略称・頭文字・URLの一部などからサービスごとの文字列を決める
「UberEats」→「UE」
「Coca-Cola」→「Coca」
「マクドナルド」→「マクド」→「mcd」
2.サービスごとの文字列をコアパスワードの前または後ろに追加する
「UberEats」→「UE 2hong@SUKI%%」
「Coca-Cola」→「2hong@SUKI%% Coca」
「マクドナルド」→「マクド」→「mcd 2hong@SUKI%%」
赤文字が、サービスごとの文字列 青文字がコアパスワード
このようにコアパスワードが共通であっても、異なる文字列を追加することで、サービスごとに異なるパスワードを作成でき、パスワードの使い回しを防ぐ事ができます。
1.サービス名の略称・頭文字・URLなどの一部などから文字列を決める
2.決めた文字列をコアパスワードに前後に追加する
3.パスワードの使い回しを防げる
3.パスワードを管理する
前章では、サービスごとに異なるパスワードを作る方法を説明しました。この章で、作成したパスワードの管理方法を説明します。
前述のように作成したコアパスワードとサービスごとの文字列で構成されるパスワードの管理は、コアパスワードのみ覚え、サービスごとの文字列は電子ファイルや手帳などの紙で記録します。
コアパスワードとサービスごとの文字列は別々に管理されるため、万一盗まれても、片方の情報だけでは悪用できず、サービスの不正利用などの被害から守ることができます。
仮に利用したいサービス名の頭3文字を使うと決めとけば、メモアプリや紙媒体に記録しなくても、利用する度にサービス名を確認すればいいので、管理するのは、コアパスワードだけになります。
- コアパスワードのみ覚えておく
- サービスごとの文字列は電子ファイルや紙媒体に記録する
- ルールを決めれば、管理するのは、コアパスワードのみ
※サービスごとのIDやパスワードを全て管理したい場合はトレンドマイクロ社から発売されている【パスワードマネージャー】がオススメです。
パスワードマネージャーは、ID/パスワードを安全に記憶し、同時に、個人情報がダークウェブに流出していないか常にモニタリングしてくれるうえ万が一、流出が確認された場合は警告とともに対処方法をお知らせしてくれるセキュリティソフトです。30日間無料の体験版もあります。
4.忘れないパスワード作成のコツのまとめ
この章で、忘れないパスワード作成のコツをまとめます。
まず、コアパスワードを作成し、次にサービスごとの文字列を決めて追加する。管理方法はコアパスワードのみ覚えて、文字列は、電子ファイルや紙媒体に記録するの流れが忘れないパスワード作成のコツです。
以前は、パスワードを破るのに総当り攻撃などが主流でしたが、近年は、有名企業や金融機関などを装ったニセメール等でのパスワード流出が主流になってきているので、複雑なパスワードを作り、使い回しをしない事が重要なので、この方法だと個別のパスワードの安全性を保ち、単一パスワードの使い回しという最大の御法度を避けることが可能で、覚えるのはコアパスワードとルールの2点だけで、それぞれバラバラに設定したものを覚えるよりも記憶の負荷が少なくなりますので、【忘れない】・【管理しやすく】・【セキュリティが高い】パスワードを作ることができます。
1.コアパスワードを作る
2.サービスごとの文字列を決める
3.コアパスワードに文字列を追加する
4.覚えるのはコアパスワードのみ
追記;コアパスワードをあなたの「名前」「生年月日」「電話番号」など推測が簡単で文字数が短いのは、セキュリティが低くなるので絶対にやめましょう。
パスワードの解析時間については【パスワードの解析時間は一秒以下!安全性を高める効果的な方法を解説】で解説しますので参考していただくことでより、あなたのパスワードを強力にすることができます。
最後まで読んで頂きありがとうございます。 以上「パスワードを忘れる人必見!子供でも覚えられるパスワード作りのコツ」の記事でした。See you later