Illustratorのレイヤー操作を自動化するためのスクリプトを開発したいがコードがわからずに困っていませんか?
そこで、今回はIllustratorのレイヤーに関する基本コードを5つ紹介します。
このコードを活用することで、「不要な空レイヤーを自動削除」するスクリプトなどを開発することができるようになるので、ぜひ参考にしてください。
それでは、どうぞ!
Profile
この記事を書いている私は、DTPデザイナーとしてIllustratorの操作経験が15年以上あり、スクリプトも自ら作成し、デザイン作業の効率化を図っています。
本ブログでもスクリプトに関する記事を定期的に公開していますので、ぜひご参考にしてください。
関連記事:「完全無料」で作業の効率化!Illustratorスクリプト特集!
レイヤーを操作するサンプルコード
それでは早速、Illustratorスクリプトでレイヤーを操作するサンプルコードを紹介していきます。
今回紹介するレイヤー操作はこちらです。
・新規レイヤー作成
・指定レイヤーをアクティブ化
・レイヤーをロックorアンロック
・レイヤーの移動
・レイヤーの削除
加えて下記の記事では、Illustratorスクリプトの作り方についてサンプルコードを交え解説しているのでよければ参考にしてください。
新規レイヤー作成
//現在のドキュメントを指定
var actObj = app.activeDocument;
//レイヤーを作成
var layObj = actObj.layers.add();
//レイヤー名の設定
layObj.name = "SAMPLE";
//カラー設定 CMYKで設定するとエラーになる
var color = new RGBColor;
color.red = 100;
color.green = 0;
color.blue = 0;
layObj.color = color;
指定レイヤーをアクティビティにする
//現在のドキュメントを指定
var actObj = app.activeDocument;
//指定したレイヤーが存在しなくてもエラーを起こさないために[try]を使用
try {
//レイヤー名をで指定
var laySelect = actObj.layers["SAMPLE"];
//指定してレイヤーをアクティビティにする
actObj.activeLayer = laySelect;
//指定したレイヤーが存在しないときの対応
}catch(e){
alert("レイヤーが存在しません");
}
レイヤーをロックorアンロック
//現在のドキュメントを指定
var actObj = app.activeDocument;
//指定したレイヤーが存在しなくてもエラーを起こさないために[try]を使用
try {
//レイヤー名をで指定
var laySelect = actObj.layers["SAMPLE"];
//指定してレイヤーをアクティビティにする
actObj.activeLayer = laySelect;
//レイヤーをロックする
laySelect.locked = true;
//レイヤーのロック解除
laySelect.locked = false;
//指定したレイヤーが存在しないときの対応
}catch(e){
alert("レイヤーが存在しません");
}
レイヤーの移動
//現在のドキュメントを指定
var actObj = app.activeDocument;
//指定したレイヤーが存在しなくてもエラーを起こさないために[try]を使用
try {
//レイヤー名をで指定
var laySelect = actObj.layers["SAMPLE"];
//指定してレイヤーをアクティビティにする
actObj.activeLayer = laySelect;
//移動基準のレイヤーを指定 今回は一番下
var bottomLay = actObj.layers[actObj.layers.length-1];
//指定したレイヤーの下に移動
laySelect.move(bottomLay,ElementPlacement.PLACEAFTER);
//指定したレイヤーが存在しないときの対応
}catch(e){
alert("レイヤーが存在しません");
}
レイヤーの削除
//現在のドキュメントを指定
var actObj = app.activeDocument;
//指定したレイヤーが存在しなくてもエラーを起こさないために[try]を使用
try {
//レイヤー名をで指定
var laySelect = actObj.layers["SAMPLE"];
//指定してレイヤーをアクティビティにする
actObj.activeLayer = laySelect;
//レイヤーを削除する
laySelect.remove();
//指定したレイヤーが存在しないときの対応
}catch(e){
alert("レイヤーが存在しません");
}
開発したスクリプトが動作しない場合は、次の記事を参考にしてください。
まとめ:レイヤー操作を自動化するサンプルコード
この記事では、illustratorスプリクトを使ってレイヤーを操作するサンプルコードを5つ紹介しました。
今回紹介したコードを活用することで、レイヤー操作を自動化するスクリプトが開発可能なので、ぜひ試してみてください。
というわけで今回は以上です。
『illustratorスプリクトでレイヤー操作を自動化する5つのサンプルコード』を最後までお読みいただきありがとうございました。
Illustratorスクリプトのおすすめ書籍!
また、下記の記事では今回紹介した【Illustrator自動化 基本編】以外にもスクリプトに関する書籍を紹介しているので参考にしてください。
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